奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ごあいさつ

奈良女子大学附属幼稚園 
園庭のむしあそび図鑑へようこそ

(すべて奈良女子大学附属幼稚園内で撮影した昆虫写真図鑑です。随時更新中 公開 2019.7.1

~むしは手の中の小さな野生である。そしていじってあそべるいのちである。~

 
 園庭のむしあそび図鑑は、奈良女子大学附属幼稚園の敷地内でみつけた虫たちの図鑑です(園外撮影などの表示がない写真は、すべて研究代表者が附属幼稚園の中で実際に撮影しました)。奈良市内の住宅地の中にある園庭にもたくさんの虫たちが暮らし、子どもたちは虫を探し追いかけ自由に楽しんでいます。その子どもたちがよりいっそう虫あそびをたのしめるように、虫がちょっと苦手な子は虫のおもしろさに気づけるようにと願って作成しました。さらには、ご家族の方にも、子どもたちが楽しむ虫あそびの魅力を少しでもお伝えしたいと思っています。「むしあそび図鑑」を覗いてみることで、見つけた虫について目を輝かせて語る子どもたちの気持ちの臨場感を少しでもお伝えすることができれば幸いです。
 今、この図鑑をみてくださっている方の中には、将来子どもたちと関わる仕事を目指す学生の方や、実際に日々子どもたちと関わっている先生方もいらっしゃるかと思います。きっと、虫が大好きな人もいれば、虫が苦手だったり、これまであまり虫と関わってこなかった人もいることでしょう。この図鑑に収録されている虫は附属幼稚園内で撮影されたものですが、比較的関西地域では日常に出会うことが出来る虫が多くなっています。特に、「めざせ!たつじん」コーナーには、「むしあそびにゅうもん」「ちゅうきゅう」「たつじん」と、なじみやすい虫を集めてみました。昆虫は種類が多く、市販の図鑑では網羅されすぎていて、絵合わせで虫の名前を調べていくだけでも大変です。この図鑑はそんな虫あそび初心者の方でも検索もしやすく、親しみが湧く図鑑を目指しています。子どもとともに保育者も虫あそび初心者として共に一から学んでゆける図鑑というコンセプトです。ですので、できる限り虫の分類や生態の詳しい説明ではなく、虫に興味をもったり関わったりするきっかけやヒントになるような情報を掲載しています(名前がわかれば、市販の昆虫図鑑でいくらでも情報を集めることが出来ると思います。下記参考文献もご覧ください)。また、虫の名前の由来など、人間との関わりを中心とした説明を心がけました。ぜひ、子どもたちと一緒に虫を探してあそんでみてください。園庭という空間に共に暮らしている虫の世界を見つめてみると、小さな園庭から広がる大きな世界を感じることができますよ。
 研究代表者も、奈良女子大学附属幼稚園で昆虫写真を撮る中で、あらためてその種の多さや魅力を感じました。小さい虫も拡大してみるとすごくきれいだったり、複雑な構造をしていたり、思いもよらぬ不思議な恰好をしたりしています。この図鑑には300種を超える虫を記載することが出来ましたが、今回昆虫の同定をしてくださった一人、越山洋三氏によると、このような園庭環境であれば800種ほどいてもおかしくないということでした!!。週に1回写真をとると、必ずといっていいほど毎回違う種に出会うことが出来ます。新しく会った虫には「あなたはだーれ」「なにしてるの?」と心の中で声をかけ、久しぶりに会えた虫には「どこにいたの?」「また会えたね」と懐かしくなります。虫は哺乳類をはじめとしたペット動物のような個性がないからこそ、小さいころに見た同じ種の虫に出会うと、そのとき会った同じ虫に再会できたような気持ちがするのかもしれません。
 なお、この図鑑には昆虫以外のクモやカタツムリ、トカゲなども掲載しています。
                                       (文責 藤崎亜由子)
 (公開 2019.7.1)  

 
本研究はJSPS科研費 15K00999『虫と出会うことの教育的意義の探求と保育教材開発』の助成を受け作成しました。

当ホームページの写真画像およびイラスト画像も全てオリジナルです。
下記の例外を除き、これらの画像の著作権は、サイト管理者(奈良女子大学附属幼稚園および藤崎亜由子)にあります。
・写真の撮影者やイラストの作者を明記している場合、著作権はその撮影者・作者にあります。
・学校等での教育目的以外の写真・イラストの無断使用はご遠慮願います。
 

1)図鑑のページのご案内
   この図鑑は、常に更新していきます。随時新しい虫を発見したら登録をしていきたいと思っています。
 
   ○しゃしんからさがす写真をみながら、絵合わせで虫を検索できます。
   ○なまえからさがす虫の名前を知っている際には、昆虫の目や科から検索したり、文字検索したりできます。
   ○めざせ!たつじんなじみやすく、子どもたちにとって魅力的な虫を集めてみました。
   ○ギャラリーよりいっそう、虫について詳しく知りたい、虫の魅力を感じたいという方向けのページです。
                                 隠れている虫を探すコーナーもあります。

   ○おにわのちず園庭の樹木が記載されています。


2)こどもたちへのおすすめの本・図鑑など   
   ・馬場友希・谷川明男. (2015). 『クモハンドブック』. 文一総合出版.
   ・槐真史(編). 伊丹市昆虫館(監修)(2013). 『ポケット図鑑. 日本の昆虫1400①チョウ・バッタ・セミ』. 文一総合出版.

   ・槐真史(編). 伊丹市昆虫館(監修)(2013). 『ポケット図鑑. 日本の昆虫1400②トンボ・コウチュウ・ハチ』. 文一総合出版.
   ・石井誠. (2011). 『公園で探せる昆虫図鑑』. 誠文堂新光社.
   ・奥山英治.(2013). 『虫と遊ぶ12カ月』. deco.
   ・乙益正隆. (1993). 『草花遊び・虫遊び』. 東京:八坂書房.
   ・須黒達巳. (2016). 『世にも美しい瞳:ハエトリグモ』. ナツメ社.
   ・寺山守(解説)・久保田敏(写真). (2009). 『アリハンドブック』.文一総合出版.
   ・海野和男. (2013). 『フィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑:見わけるポイントがよくわかる. 誠文堂新光社.
   ・山田卓三. (1995). 『いのちを感じるあそび事典:したさせたいおもしろ実験200集』. 農文協.

   ・山田卓三(編). 原体験教材開発研究グループ(著). (1990).『ふるさとを感じるあそび事典』. 農文協.
   ・山下久美・鋳物太郎. (2015). 『ちいさな生き物飼育手帖』. かもがわ出版.
   ・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄(監修). (2010). 『イモムシハンドブック①』. 
文一総合出版.
   ・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄(監修). (2012). 『イモムシハンドブック②』. 文一総合出版.
   ・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄・四方圭一郎.(監修). (2014). 『イモムシハンドブック②』. 文一総合出版.

3)関係者一覧 
    
藤崎亜由子(奈良教育大学 専門:発達心理学)研究代表者. 掲載写真撮影
   飯島貴子(元奈良女子大学附属幼稚園副園長)
   島内 武(元大阪成蹊短期大学教授 専門:小学校理科教育)説明文担当
   麻生 武(奈良女子大学名誉教授 専門:発達心理学)
   谷岡義高(元奈良女子大学附属小学校副校長)
   岩井明子(奈良女子大学附属幼稚園)

   亀山秀郎(認定こども園七松幼稚園園長)
   藤崎憲治(京都大学名誉教授 専門:昆虫生態学)
   越山洋三(野生動物調査フィールドデータ代表)
   矢代敏久(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
   渡部美佳(元和泉短期大学)


   →このホームページに関するお問い合わせは、研究代表者藤崎亜由子までお願い致します。
    fujisaki.ayuko.ek@のうしろに「cc.nara-edu.ac.jp」をつけてください。

      *ただし、研究代表者は虫の専門家ではありませんので、「このむしなに?」というような質問にはお答えできません。ご了承ください。


4)謝辞
 「園庭のむしあそび図鑑」は、科学研究費補助金基盤C15K00999「虫と出会うことの教育的意義の探求と保育教材開発」(研究代表者:藤崎亜由子)の助成を受けて作成されました。長年にわたり、研究を支えてくださった奈良女子大学附属幼稚園の先生方、そして何よりも園児のみなさんに感謝申し上げます。虫を追いかけ、見つけて、捕って、試して、熱中してあそぶ子どもたちの姿に魅了され、長年にわたって研究を続けることができました。心より御礼申し上げます。
 また、「園庭のむしあそび図鑑」の作成にあたっては島内武先生に虫あそびの楽しさを伝える魅力的な絵を描いていただいたり、長年の小学校教諭(理科)としてのご経験をいかして虫の解説を書いていただきました。子どもたちに寄り添った絵や文章はいつも温かく、虫あそびの魅力をあますことなく伝えてくれます。
 藤崎憲治先生・越山洋三氏・矢代敏久氏には、昆虫学の専門的な立場から虫の同定を行っていただきました。写真のみの同定は多々困難な状況にあったかと思いますが、快く引き受けていただき心より感謝しております。お陰様で、園庭の虫の多様性を知り、その世界の深さについて多くを気づかされました。
 また麻生武先生、飯島貴子先生、亀山秀郎先生、渡部美佳先生には、それぞれのご専門の立場から「園庭のむしあそび図鑑」の構想について多くのご助言をいただきました。これからもまた、お力をいただきこの図鑑をよりよいものへと充実させてゆければと思っております。そして、奈良女子大学附属幼稚園の谷岡義高先生(元奈良女子大学附属小学校副校長)、岩井明子先生には、自然に関する豊富な知識をもとに子どもたちの虫あそびのおもしろさを教えていただきました。日々の保育の中で先生方から学ばせていただき、幼稚園における虫あそびの魅力をよりいっそう感じることができ、この図鑑へと反映させることができました。いつも貴重なご助言をありががとうございます。
 最後になりましたが、「園庭のむしあそび図鑑」の構想を形にしてくださった株式会社ソフトビジョン(旧アイコム株式会社)の皆さま、そして「園庭のむしあそび図鑑」にご協力くださったすべての方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。


5)同定について
 本研究の虫の同定は、写真をみての絵合わせが中心ですので、100%の正確性は保証はできません。ご了承ください。



======= より詳しく知りたい方へ ===========
■ 研究の概要
 日本の幼稚園における自然教育の歴史は古く明治時代に遡ります。大正から昭和初期の奈良女子高等師範学校附属幼稚園の自然教育の実践を読み解くと、「お帰りの時、とんぼが部屋に入ってきたので、とんぼの生長のお話をなし」等とあるように、偶発的な事象も取り入れて身近な自然を題材とした柔軟な保育が展開される様子を浮かび上がってきます(藤崎,2014)。現代、都市化とともに自然教育の重要性はいっそう強まり、生命に対する畏敬の念すら教育的な営みとして子どもたちに伝えていかなければなりません。にもかかわらず、その自然教育の理念や方法は、先述した大正時代のそれとさして変わらず、保育者自身の自然体験によって大きく左右される現状です。つまり、今日の幼児教育の現場では「生きものとのふれあいが子どもの情操教育・知的発達に重要な役目を担っている」という漠然とした共通認識はあるものの、それをいかに進めてゆくかの理念や方法論は十分に確立されてはいないともいえます。現在、刻々と私たちと自然との関わりは変化しています。保育者自身の自然経験の乏しさ、都市環境における自然の乏しさといった現実的な課題を前にして、「虫」を主題とした自然教育の意義を改めて見直してみたいと思います。
 
■ なぜ虫なのか
 虫は、文化的にも生物学的にもユニークな存在です。日本の温暖湿潤な気候は生物の多様性を生み、そのような自然と呼応して、日本人は古くから身近な虫に独自の風情を見いだし心をよせてきました。また生物学的には、虫は眼にすることのできる最小の生命であり、生物-非生物の境界にあります。さらに、その小さな虫の命を憐れむ心と、たやすく叩き潰す行為とが私たちの日常には矛盾しつつ共存しており、「生命とは何か」を子どもたちが学ぶ上でも虫は格好の教材と言えます(藤崎,2006)。そして、何よりも虫は都市部においても出会える身近な「野生」です。家畜化された動物とは異なり人間存在を超える異質なものとの出会いを可能としてくれる存在なのです(矢野,2014)。

■ 既存の昆虫図鑑の課題と本研究が目指す「園庭のむしあそび図鑑」のコンセプト
 虫は子どもたちの教育に大変有用な教材です。ですが、実際、園庭で虫をみつけても、それが何なのかを同定することも難しく、その虫について、何をどう子どもたちに伝えればいいのかわからないこともあるかと思います。書店に並んでいる図鑑をみても、生息地や食性などを見極めて、絵あわせをして手探りで同定していかなければならず難しいのではないでしょうか。つまり、既存の虫図鑑は虫が網羅されすぎていて、何をどう探していいかわかならないことも多々あります。以上のような現状を鑑み、奈良女子大学附属幼稚園の「園庭のむしあそび図鑑」の作成を試みました。園庭という地域性を前面に押し出すことで、検索もしやすく、親しみがわく図鑑を目指しています。保育者も子どもも一緒に虫遊び初心者として、一から学んでゆける図鑑です。小学校などでは、理科教材として校庭の生きもの図鑑などが作られていますが、幼稚園や保育園ではこのような地域性をもった図鑑はほとんどありません。本図鑑では、どのレベルでどの程度の情報を記載していくのか、「生物学的分類」のみを基準にするのではなく、子どもや保育者の視点に立って必要な情報を精査して、一つのモデルを創っていきたいと考えています。内容も、生物学的な記述よりも保育教材として使用できそうな、虫文化などを盛り込んだ説明となっています。

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<引用・参考 文献>

・馬場友希・谷川明男. (2015). 『クモハンドブック』. 文一総合出版.
・Benyus, J.M. 1997. Biomimicry: Innovation Inspired by Nature. Perrenial, New York.
・Berenbaum, R.M. 1998. 昆虫大全:人と虫の奇妙な関係.(小西正泰監 訳). 白揚社.(Berenbaum, R.M. 1995. Bugs in the system:Insects and their impact on human affairs. Addison-Wesley publishing company).   
・槐真史(編). 伊丹市昆虫館(監修)(2013). 『ポケット図鑑. 日本の昆虫1400①チョウ・バッタ・セミ』. 文一総合出版.
・槐真史(編). 伊丹市昆虫館(監修)(2013). 『ポケット図鑑. 日本の昆虫1400②トンボ・コウチュウ・ハチ』. 文一総合出版.
・藤崎亜由子.(2006). 「人と虫の関係」をめぐる研究の現在と展望. 大阪経済法科大学. 総合科学研究所年報第25号, pp. 3-14

・藤崎亜由子. (2014). 昭和初期の幼稚園における自然教育の実際. 奈良女子高等師範学校附属幼稚園(昭和13年度)年長組の保育日誌の分析から. 大阪成蹊短期大学研究紀要第11巻(通巻51号). 83-102.
・藤崎亜由子.(2018). 子どもが虫と出会うことの教育的意義の探求. 大阪成蹊大学紀要, 教育学部篇   (4) , pp.329-341.
藤崎 亜由子・島内 武・飯島 貴子・麻生 武・亀山 秀郎・藤崎 憲治(2020)幼児期に虫と遊ぶことの教育的意義と保育教材開発:園庭のむしあそび図鑑の取り組みから. 昆虫と自然, 55(1), pp.28-32. 
​・藤崎憲治. (2001). 『カメムシはなぜ群れる?:離合集散の生態学』.京都大学学術出版会.
・藤崎憲治・西田律夫・佐久間正幸. (編). 2009. 『昆虫科学が拓く未来』. 京都大学学術出版会.
・藤崎憲治. (2010). 『昆虫未来学:「四億年の知恵」に学ぶ』.新潮選書.
・藤崎憲治. (2015). 『絵でわかる昆虫の世界:進化と生態』.講談社.
・今森光彦. (1999). 『ヤマケイポケットガイド⑩野山の昆虫』. 山と渓谷社.
・稲垣栄洋. (2013). 『身近な虫たちの華麗な生き方』
・石井誠. (2011). 『公園で探せる昆虫図鑑』. 誠文堂新光社.

・桐谷圭治・法橋信彦(1970)ミナミアオカメムシ個体群の生態学的研究. 指定試験(病害虫)第9号. 農林水産技術会議事務局, 東京. P259. 
小西正康. (1993). 『虫の博物誌』. 東京:朝日新聞社.
・松浦一郎.(1989). 『鳴く虫の博物誌』. 東京:文一総合出版.
・松本克臣. (1999). 『ヤマケイポケットガイド⑨チョウ・ガ』. 山と渓谷社.
・三枝博幸.(監修)・井沢尚.(著). (2006). 『図解雑学:昆虫の不思議』. ナツメ社.
・丸山宗利.(2014). 『昆虫はすごい』. 光文社.
・森 昭彦. (2008). 『身近なムシのびっくり新常識100』. サイエンス・アイ新書.
・日本チョウ類保全協会編. (2012). 『フィールドガイド:日本のチョウ』. 誠文堂新光社.
・日本漢字教育振興会(編). (1997). 『知っ得動物のことば語源辞典』. 漢検新書.
・野中健一. (2005). 『民族昆虫学:昆虫食の自然誌』. 東京大学出版会. 

・奥山英治.(2013). 『虫と遊ぶ12カ月』. deco.
・乙益正隆. (1993). 『草花遊び・虫遊び』. 東京:八坂書房.
・斎藤慎一郎. (1996). 『虫と遊ぶ:虫の方言誌』. 大修館書店.
・佐藤徳和・西垣 定治郎. (1998). コガネムシ類幼虫に寄生するクチナガハリバエ, Prosena siberita Fabricius (双翅目:アシナガヤドリバエ科)の生態(予報). 靜岡大學農學部研究報告. 47号, pp.15-21.

・瀬戸口明久. (2009). 『害虫の誕生:虫からみた日本史』. ちくま新書.
・須黒達巳. (2016). 『世にも美しい瞳:ハエトリグモ』. ナツメ社.
・寺山守(解説)・久保田敏(写真). (2009). 『アリハンドブック』.文一総合出版.
・上田哲行(編). (2004). 『トンボと自然観』. 京都:京都大学学術出版会.
・海野和男. (2013). 『フィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑:見わけるポイントがよくわかる. 誠文堂新光社.
・山田卓三. (1995). 『いのちを感じるあそび事典:したさせたいおもしろ実験200集』. 農文協.

・山田卓三(編). 原体験教材開発研究グループ(著). (1990).『ふるさとを感じるあそび事典』. 農文協.
・矢野智司(2014). 『幼児教育 知の探求13 幼児理解の現象学:メディアが開く子どもの生命世界』萌文書林,2014年,pp151-176.
・山下久美・鋳物太郎. (2015). 『ちいさな生き物飼育手帖』. かもがわ出版.
・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄(監修). (2010). 『イモムシハンドブック①』. 
文一総合出版.
・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄(監修). (2012). 『イモムシハンドブック②』. 文一総合出版.
・安田守(著)・高橋真弓・中島秀雄・四方圭一郎.(監修). (2014). 『イモムシハンドブック②』. 文一総合出版.
・吉田金彦.(編著)(2001). 『語源辞典 動物編』. 東京堂出版. 
・昆虫エクスプローラ. https://www.insects.jp/index.htm