奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アカハネオンブバッタ (赤翅負飛蝗)

アカハネオンブバッタ (赤翅負飛蝗) どんなむし?

←日本在来種のオンブバッタの翅は赤くありません。
 2019年、とうとう、奈良女子大学附属幼稚園のお庭でもアカハネオンブバッタがみつかりました。日本の在来種(ざいらいしゅ)のオンブバッタとそっくりですが、近年、南のほうからやってきたバッタで、2010年以降に近畿(きんき)で広がり始めました。
 すがたをみかけただけだと、オンブバッタと区別できないのですが(目よりも上の頭の部分が、アカハネオンブバッタのほうが、すこーし短くなっています)、翅(はね)をひろげると、アカハネという名前の通り赤くなっています。身近な生きものたちも知らず知らずに変化していくのですね。[Fujisaki.A][全長20~47mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

←オンブバッタ(茶色)
 アカハネオンブバッタも、オンブバッタも、緑色のものと茶色のものがいますので、外見の色で区別はできません。
 2019年にアカハネオンブバッタがみつかってから、ぐんぐんその生息域を広げているようです。年少さんのお庭や年長さん前の中庭などでみかけるオンブバッタは、ほとんどアカハネオンブバッタです。飼育小屋の裏やどんぐり山などでは、まだオンブバッタがみつかります。みんなもオンブバッタを捕まえたら、翅をみてみてくださいね。[Fujisaki.A]