奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ゲジ (蚰蜒/下食時虫/毛起毛起)

ゲジ (蚰蜒/下食時虫/毛起毛起) どんなむし?

 下食時(天狗が食事しに下界に降ってくるとき)に頭を洗うと髪が抜け落ちるということと、ゲジゲジに頭をなめられると髪が抜け落ちるという俗信(ぞくしん)が結びついた名前だそうです(吉田, 2001)。また、脚の様子からケダチケダチ(毛起毛起)がゲジゲジになったという説もあります。蚰蜒というむずかしい字は、ニゲシニゲシ(逃逃)からきているという説もあるそうです。どれをとっても、その特徴的な長くて多い脚にちなんだ名前ですね。それにしても、その脚の数、長さは一度みるとわすれられません。[Fujisaki.A][[体長30mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ゲジは暗くてジメジメしたところがだいすきです。幼稚園では、ゆうぎ室の裏などにときおり出没します。動きも早いので、なかなか捕まえるのはむずかしいですし、脚がすぐにぽろっととれてしまいます。敵(てき)につかまらないように自分の脚をきって逃げるのですね。すごいことです。写真をとったときは、きつね先生がじょうずにシャーレにいれてくれました。ゆっくり観察(かんさつ)できていいですね。ちなみに、山にいくとさらにおおきなオオゲジがいます。もっと堅そうで迫力があります。鍾乳洞(しょうにゅうどう)の中などでは、おおくのゲジが集まる姿をみることができます。苦手な人は驚く光景(こうけい)だと思いますが、原始(げんし)の地球(ちきゅう)に迷い込んだような不思議な風景ですよ。[Fujisaki.A]