セイヨウミツバチ2 (西洋蜜蜂)
どんなむし?
ミツバチは、その名の通り蜜を集めるハチです。人間とのかかわりは深く長く、すでにエジプト文明の頃には、人間はミツバチを飼育(しいく)していました。家畜化(かちくか)された虫としては、日本ではお蚕(かいこ)さんが有名ですが、ミツバチもまた家畜化された昆虫です。
美味しいハチミツをあつめてくれるだけでなく、さまざまな農作物(のうさくもつ)の受粉(じゅふん)のためにも働いてくれています。ミツバチがいないと、美味しい果物や野菜もできないのですね。[Fujisaki.A]
みつけてみよう・あそんでみよう
日頃、家の近くや町でみかけるミツバチは、ほとんどがセイヨウミツバチです。人間がわざわざセイヨウから連れてきたミツバチです。飼いやすかったり、ミツをいっぱい集めてくれます。
一方で、日本には、ニホンミツバチというミツバチがいます。セイヨウミツバチよりも黒っぽい色をしています。実は、このニホンミツバチは、巣を襲ってくるオオスズメバチに対する対抗策(たいこうさく)をもっていることで有名です。オオスズメバチよりも高い温度に耐えられることを利用して、スズメバチをたくさんのミツバチでお団子状に包み、熱で倒します。すごいですね。[Fujisaki.A]