奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

カブトエビ (兜蝦)

カブトエビ (兜蝦) どんなむし?

注意:カブトエビは昆虫(こんちゅう)ではありません。
 田んぼに暮(く)らす「生きた化石」カブトエビです。幼稚園(ようちえん)では、プランタに稲(いね)を植えて水田をつくっていますが、その水をじっと見つめていると、もぞもぞ泥(どろ)の中を動く姿(すがた)が見つかります。宇宙船(うちゅうせん)のようなかっこいい姿(すがた)をしていますね。
 岡山には、カブトガニというカブトエビに似た大きな節足動物がいます。生きた化石と言われています。カニと名前がついていますが、クモやサソリなどの仲間です。カブトエビとカブトガニは似ていますが、まったく異なる生きものです。ただ「生きた化石」という点では同じですね。[Fujisaki.A][体長20~30mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 カブトエビのことを「田んぼの草取り虫」などと呼ぶこともあります。カブトエビが草をたべるわけではありませんが、カブトエビがいっぱいいると雑草が生えにくくなるようです。農家の方も助かりますね。
 飼育もともて簡単で、ニボシやカツオブシ、パンなどでも育ちます。[Fujisaki.A]