奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ウスカワマイマイ (薄皮蝸牛)

ウスカワマイマイ (薄皮蝸牛) どんなむし?

注意:カタツムリは昆虫(こんちゅう)ではありません。
 いわゆるカタツムリ(蝸牛)は、軟体動物門(なんたいどうぶつもん)腹足綱(ふくそくこう)有肺亜綱(ゆうはいあこう)、つまり骨(ほね)のない柔(やわ)らかい動物の中で、お腹(なか)が足のようになっていて、陸上(りくじょう)で肺呼吸(はいこきゅう)している生きもののことを指(さ)します。カタツムリのほとんどはオナジマイマイ科に属(ぞく)しています。オナジマイマイ科のカタツムリは150種(しゅ)ほど日本で知られています(日本分類学会連合HP)。意外(いがい)とカタツムリも種類(しゅるい)が多いのですね。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ウスカワマイマイもオナジマイマイ科のカタツムリで、殻(から)が薄(うす)いカタツムリです。日本全国(にほんぜんこく)で最(もっと)もふつうに見られるカタツムリです。
 カタツムリには右巻きと左巻きがありますが、同じ種類のカタツムリは基本的に同じです。そして、カタツムリの多くの右巻きなのです。しかし、わずかですが左巻きの種がいて、それはカタツムリを食べるヘビとのしのぎあいのなかで左巻きになったそうですよ。(細将貴, http://s-park.wao.ne.jp/archives/1443). [Fujisaki.A]