ジョロウグモ (女郎蜘蛛・上臈蜘蛛)
どんなむし?
注意:クモは昆虫(こんちゅう)ではありません。
幼稚園(ようちえん)で見かけることのできるいちばん大きいクモです。赤と黄色と黒の毒々(どくどく)しい色ですが、害(がい)をおよぼすような強い毒(どく)はありませんので心配することはありません。そっとしておいてあげましょう。夏頃(なつごろ)からぐんぐん大きくなり、秋には立派(りっぱ)なクモとなります。ちなみに、同じ巣(す)にいる小さい地味(じみ)なクモがオスです。[Fujisaki.A][体長20~30mmメス]
みつけてみよう・あそんでみよう
クモの巣の糸は、ネバネバとして獲物(えもの)をからめとる糸と、ネバネバしない糸があります。クモは、巣を移動(いどう)するときには、上手(じょうず)に、ネバネバしない糸の上を通っていくので、自分が糸にくっつくことはないのですね。ちなみに、獲物(えもの)が巣にひっかっかったことは、糸から伝わる振動(しんどう)で感じ取ります。みなさんも、そっと木の棒などで糸をゆらしてみてください。クモが獲物(えもの)と間違えてやってくるかもしれませんよ。[Fujisaki.A]