奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

注意：クモは昆虫（こんちゅう）ではありません。
　シロカネクモのなかまには、コガタやオオガタもいますが、お腹（なか）の上、人間でいう肩（かた）のあたりにコブがあり、黒い斑点（はんてん）もあることから、チュウガタシロカネグモかと思います（馬場・谷川, 2015）。幼稚園（ようちえん）にもいっぱいいて、あちらこちらに巣（す）をつくっていますね。クモの巣（す）のまん中にいる大きいクモはメスです。その巣をよ～く見ると、小さいクモがいることがありますが、それがオスのクモです。オスはメスに比（くら）べてだいぶ地味（じみ）な姿（すがた）をしています。[Fujisaki.A][体長9～13mmメス]

　シロカネグモのなかまは、輝（かがや）く銀色（ぎんいろ）の背中（せなか）に黒く模様（もよう）が浮（う）き出ています。実は、この模様（もよう）は、警戒（けいかい）するとよりくっきりと太く浮（う）かび上がります。みんなもクモを見つけたら、指を近づけてみて、背中（せなか）の模様（もよう）の変化（へんか）を見てみるとおもしろいですよ。ちなみにこのクモは人を咬（か）んだりすることはありませんから、安心してください。[Fujisaki.A]