奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ヤケヤスデ科のなかま (馬陸)

ヤケヤスデ科のなかま (馬陸) どんなむし?

 ムカデよりも体(からだ)はころっとまるふとく、脚(あし)の数は多いですね。体の節(ふし)1つにつき、ヤスデは2対(2つい)脚(あし)が出ており、ムカデは1対(1つい)です。漢字(かんじ)で書くと、ムカデは百足、ヤスデは八十手(馬陸とも書く)です。なぜムカデは脚(あし=足)で、ヤツデは手なのでしょうか? 不思議(ふしぎ)です。写真(しゃしん)のヤスデは、ヤケヤスデ科のなかまです。黒っぽいのはヤケヤスデ、赤いラインが入っているのがアカヤスデでしょうか。ヤスデは、腐(くさ)った植物を食べていて、自然界(しぜんかい)のおそうじやさんです。さわると、独特(どくとく)のクサい匂(くさ)いの体液(たいえき)を出しますね。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園(ようちえん)でも、プランターなどをどけると、下にはダンゴムシやワラジムシ、ナメクジとい一緒(いっしょ)にこのヤスデも出てきます。ヤスデから人を咬(か)んだり、襲(おそ)ったりすることはありませんが、臭(くさ)いにおいの中には、目に入ったり、口に入れたりすると危険(きけん)な物質(ぶっしつ)もありますので、気をつけましょう。[Fujisaki.A]