奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アカスジシロコケガ 幼虫 (赤筋白苔蛾)

アカスジシロコケガ 幼虫 (赤筋白苔蛾) どんなむし?

 どんぐり山の枯葉(かれは)の中で、トゲの長いケムシを発見しました。ヒトリガ科コケガのなかまの幼虫(ようちゅう)ですが、アカスジシロコケガではないかと思います。成虫(せいちゅう)は白と赤の鮮(あざ)やかなきれいな蛾(が)です。なが~い毛には毒(どく)はないようですが(安田, 2014)、ちょっと触(さわ)るのは勇気(ゆうき)のいる姿(すがた)ですね。幼虫(ようちゅう)は、さなぎになるときに、この長い毛をつかってじょうずに繭(まゆ)をつくります(松本, 1999)。いつか見つけてみたいですね。[Fujisaki.A][体長約20mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 実(じつ)は、意外(いがい)と多くのケムシには毒(どく)がなく、強(つよ)い毒をもつ一部のケムシのまねをして、派手(はで)な出で立ちをしています。うまく見分(みわ)けられるといいですね。[Fujisaki.A]