むしあそびレベル:きけんなむし
チャドクガ 幼虫 (茶毒蛾) どんなむし?
チャドクガの幼虫(ようちゅう)は、ツバキなどの葉っぱにならんで行儀(ぎょうぎ)よく一緒(いっしょ)に葉っぱを食べていきます。ツバキの葉っぱはとても分厚(ぶあつ)くて硬(かた)いので、一緒(いっしょ)に食べることにより、かじりやすくしているようです。また、いっぴきよりも大勢(おおぜい)でいたほうが、自分一人が鳥などに狙われる確率(かくりつ)が減(へ)るのかもしれません。とはいえ、チャドクガの幼虫(ようちゅう)は強力(きょうりょく)な毒(どく)をもつので、これを食べる鳥などは果たしているのでしょうか。[Fujisaki.A][体長25~30mm]
みつけてみよう・あそんでみよう
チャドクガの幼虫は、毒針毛(どくしんもう)とよばれる毛をもっていて、時には風(かぜ)に運ばれてとんできますので、とにかく近寄らないようにしましょう。チャドクガの幼虫は、サザンカやツバキの葉(は)をたべます。幼稚園ではみかけたことはありませんが、見たら近寄らず、先生に教えてください。毒針毛に触れると、腫(は)れやかぶれが生じ、ひどいかゆみが続きます。ケムシに触れてしまったときは、まず冷静にガムテープなどで皮膚(ひふ)についた毒針毛を取り除き、丁寧に水で洗い流しましょう。かゆみをおさえるには、抗ヒスタミン軟膏(なんこう)がききます。ひどい場合は、お医者(いしゃ)さんにみせてください。[Fujisaki.A]