クチナガハリバエ (吻長針蝿)
どんなむし?
二枚の翅(はね)を開いて止まるハエらしい姿(すがた)です。脚(あし)と口吻(こうふん)が長いすらっとした印象(いんしょう)のハエで、目(め)も赤くひときわ目立ち絵になる姿(すがた)です。口吻(こうふん)が長いので、刺(さ)しそうに思いますが、花の蜜(みつ)などを吸(す)っています。[Fujisaki.A][体長9~12mm]
みつけてみよう・あそんでみよう
クチナガハリバエは、マメコガネなどのコガネムシの幼虫に寄生します。卵胎生(らんたいせい)といって、卵を卵を体の中で孵化させてから幼虫として産み落とします。地面に産み落とされた幼虫は、自分で地面の中にもぐっていき、コガネムシの幼虫に寄生して育ちます。(佐藤徳和・西垣 定治郎, 1998)。[Fujisaki.A]