奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

カシワクチブトゾウムシ (柏口太象虫)

カシワクチブトゾウムシ (柏口太象虫) どんなむし?

 口吻(こうふん)が太くて短いゾウムシのなかまです。カシワ(柏)の木やクヌギやサクラなどの葉を成虫(せいちゅう)は食べます。幼虫(ようちゅう)は、木の根っこを食べて成長(せいちょう)します。よく見ると、ゾウムシのなかまは、体中に鱗毛(りんもう)といわれる細かい毛が生えています。目も大きくて、ぬいぐるみみたいなお顔をしていますね。
 成虫はカシワ,クヌギ,コナラ,サクラ,ツバキ等の広葉樹(こうようじゅ)の葉をむしゃむしゃかじって食べます。幼虫は土の下にもぐって、広葉樹の根を食べて成長します。[Fujisaki.A][体長4~5mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園の畑で葉っぱの上にのっかっているのを見つけました。ゾウムシの仲間は手でとろうとすると、肢をひっこめてポトンと下に落ちて姿をくらましてしまいます。ですので、下らから手のひらですくうようにして捕まえるといいですね。[Fujisaki.A]