奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

クヌギカメムシのなかま (橡亀虫)

クヌギカメムシのなかま (橡亀虫) どんなむし?

←クヌギカメムシの幼虫(ようちゅう)
 そっくりなカメムシに、クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシがいます。サジクヌギカメムシは、山地性(さんちせい)なので(槐, 2013)、たぶん写真(しゃしん)のカメムシはクヌギカメムシかヘラクヌギカメムシかと思います。ただ、背中(せなか)からの写真(しゃしん)では区別(くべつ)できません。識別(しきべつ)するためには、お腹(なか)の先を下から見て、気門の色やオスの生殖器(せいしょくき)が「ヘラの形」か「サジの形」かなどでで区別します(槐、2013)。むずかしいですね。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

←産卵(さんらん)するクヌギカメムシ
 クヌギカメムシは、クヌギの他、コナラやカシワなどのナラ科の広葉樹(こうようじゅ)に集まります。そこに大きなかたまりの卵(たまご)を秋にうみつけます。1匹(ぴき)のお腹(なか)の中にこんなに大きな卵の塊(かたまり)が入っていたのかと驚(おどろ)くばかりの大きさです。生まれたての幼虫(ようちゅう)は、新芽(しんめ)の季節(きせつ)が来るまでこの卵(たまご)をエサにして育ちます。
 幼稚園(ようちえん)では、ナラ枯(が)れで、大きなクヌギの木がなくなってしまいましたので、今後はなかなかみることができないかもしれません。上の写真(しゃしん)は、クヌギの木のそばのユキヤナギの葉の上にいたところを撮(と)りました。[Fujisaki.A]