奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アワダチソウグンバイ (泡立草軍配)

アワダチソウグンバイ (泡立草軍配) どんなむし?

 最近(さいきん)、外国から日本に入って来たグンバイムシの仲間(なかま)です。グンバイムシの翅(はね)の形は、大相撲(おおずもう)で行司(ぎょうじ)さんが使う軍配(ぐんぱい)に似(に)ています。アワダチソウグンバイは、セイタカアワダチソウなどによく付(つ)くグンバイムシなので、そう呼(よ)ばれています。ただ、キクやヒマワリ、ナスビ、サツマイモなどにも付(つ)き、その養分(ようぶん)を吸(す)うので、それらを育てている人は困(こま)っています。また、雨にも流(なが)れにくい糞(ふん)をするので、葉も黒く汚(よご)れてしまいます。体の大きさは3mmほどですが、集まって葉に付(つ)くので、いっそう困(こま)ります。 〔島内〕[体長3~4mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 グンバイの仲間は、どれも形がユニークです。しかし、その形をよくみようにも小さくて肉眼ではとても観察(かんさつ)できません。虫メガネなどを使ってじっくりミクロの造形(ぞうけい)を楽しむのもいいですね。アワダチソウグンバイは葉にとまって、あまり動かないのでゴミと見間違うほどです。見ようとおもってみないとなかなか見つかりませんね。幼稚園にもいっぱいいますよ。[Fujisaki.A]