奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

クルマバッタモドキ (車飛蝗擬)

クルマバッタモドキ (車飛蝗擬) どんなむし?

 「モドキ」という言葉(ことば)は、「似(に)ているけれども違(ちが)う」という意味(いみ)です。クルマバッタモドキも、クルマバッタのようだけれど、それとは違(ちが)うバッタです。クルマバッタよりも小型(こがた)で、オスで3cm、メスで5cmほどの大きさです。体の色は、茶色い型(かた)と緑(みどり)色の型(かた)があります。胸(むね)の背(せ)にXの白い模様(もよう)がありますが、茶色い型(かた)の方がそれがはっきりしています。
 名まえに「クルマ」と付いているのは、後ろの翅(はね)を広げると、車の車輪(しゃりん)のような円を描(えが)くような模様(もよう)があるからです。飛(と)ぶときに、その模様(もよう)が見えます。 〔島内〕

みつけてみよう・あそんでみよう

 クルマバッタとクルマバッタモドキの違いは、背中の×印があるかどうかでわかります。似ているバッタも、特徴(とくちょう)を知っているとみわけることができますね。クルマバッタモドキは、年少さんのおにわの土がみえているあたりに現れます。がんばってつかまえてみてください。[Fujisaki.A]