奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アオオビハエトリ2 (青帯蝿捕蜘蛛)

アオオビハエトリ2 (青帯蝿捕蜘蛛) どんなむし?

注意:クモは昆虫(こんちゅう)ではありません。
 アオオビハエトリは、前の脚(あし)を持ち上げて、6本の脚(あし)で歩いています。これは、持ち上げている脚(あし)をアリの触覚(しょっかく)のようにし、アリのように6本脚(あし)で歩いて、アリをまねていると言われています。アリから見れば、自分たちの仲間(なかま)のように見えるのかも知れません。このように、あるものにまねることを、擬態(ぎたい)と言っています。アリをつかまえるための、アオオビハエトリの作戦(さくせん)ですね。〔島内〕[体長4~7mm]
 

みつけてみよう・あそんでみよう

 アオオビハエトリは、アリを弱らせる毒(どく)をもっていて、いったんつかまえたアリが、すっかり弱るのを待って、再(ふたた)びそのアリをとらえ、安全(あんぜん)な所まで運び、そこでそのアリを食べます。アリが弱るのを待つのは、アリに刺(さ)されたり、蟻酸(ぎさん)というアリの毒(どく)をかけられたりしないようにするためのようです。〔島内〕