奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

オカダンゴムシ (丘団子虫)

むしあそびレベル:にゅうもん

オカダンゴムシ (丘団子虫) どんなむし?

注意:ダンゴムシは昆虫(こんちゅう)ではありません。
 みなさんには、なじみのある虫ですね。枯(か)れ葉や石の下、植木鉢(うえきばち)の下など、少ししめった所にいますね。さわると腹面(はらめん)を内側(うちがわ)にして見事に丸くなりますね。それが、まるで食べる団子(だんご)のようだからダンゴムシです。丸くなるので、マルムシとも言っています。
 丸くなるのは、敵(てき)から身を守(まも)るためだと考えられています。けもののアルマジロも、身を守(まも)るために丸くなりますね。
 落ち葉や腐葉土(ふようど)、コケなどを食べています。また、脱皮(だっぴ)も繰(く)り返(かえ)します。脱皮(だっぴ)のぬけがらも、大切なエサとして食べています。
 どこでも見られるオカダンゴムシですが、明治時代(めいじじだい)に船の荷物(にもつ)と一緒(いっしょ)に日本にやってきたようです。日本には、もともとコシビロダンゴムシがいます。おしりのところの形を見ると見分けることができます。〔島内〕[体長14mm前後]

みつけてみよう・あそんでみよう

 空き箱(はこ)を利用して、ダンゴムシの迷路(めいろ)を作ってみよう。ダンゴムシはその迷路(めいろ)を通り抜(ぬ)けることができるでしょうか。それは、試(ため)してのお楽しみ。
 また、イラストのような指渡(ゆびわた)りや、おはしを使っての橋渡(はしわた)りをさせてみよう。ダンゴムシのサーカスを見ることができそうですよ。〔島内〕