奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ヒメアカタテハ (姫赤立翅)

ヒメアカタテハ (姫赤立翅) どんなむし?

 小さな(姫=ひめ)赤い暖(あたた)かい色をしたタテハ(立翅)チョウです。同じオレンジ色のツマグロヒョウモンによくにていますが、少し小柄(こがら)で全体(ぜんたい)に色が濃(こ)い印象(いんしょう)です。成虫(せいちゅう)は、コスモスやマリーゴールド、ヒメジオンなどを蜜(みつ)をすいます。幼稚園(ようちえん)にはヒメジオンがたくさんありますので、その蜜(みつ)を吸(す)いにきたのかもしれませんね。
 幼虫(ようちゅう)は、キク科のヨモギなどの葉を食べるそうです。よく飛(と)んで移動(いどう)するチョウらしく、時にはヨーロッパからアフリカ大陸(たいりく)に海を渡(わた)って大移動(だいいどう)することもあるそうですよ(松本, 1999)。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ふわっと飛んできて、とまるときには地面(じめん)に降り立つことも多いチョウです。幼稚園でも、広い園庭(えんてい)の砂の上や年少さんのお庭の草原(くさはら)の上にすっととまっていることもあります。ツマグロヒョウモンは、枝(えだ)の先や花にとまることが多いので、止まる場所で区別(くべつ)できるかもしれませんね。[Fujisaki.A]