奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ジャノメチョウ (蛇目蝶)

ジャノメチョウ (蛇目蝶) どんなむし?

 ジャノメチョウの「ジャノメ」というのは、「ヘビの目」という意味(いみ)です。その名まえのとおり、前翅(まえばね)に二つ、後ろ翅(ばね)に一つのヘビの目の模様(もよう)があります。ジャノメチョウの仲間(なかま)は、茶色っぽい翅(はね)のものが多く、数はいろいろですが、ヘビの目の模様(もよう)をもっています。
 小鳥たちは、丸い目玉模様(もよう)をこわがると言われています。翅(はね)に目玉模様(もよう)があるジャノメチョウは、それだけ小鳥たちに襲(おそ)われなくなるのかもしれません。安心して花のみつを吸(す)うことができますね。幼虫(ようちゅう)は、ススキやスズメノカタビラ、カヤツリグサなどの葉を食べます。〔島内〕[開張50~65mm]
 

みつけてみよう・あそんでみよう

 ジャノメチョウは、幼稚園では年長さんの裏庭やどんぐり山の木の上のほうで葉にとまったりしています。落ち着きがなく、人の気配にきづくとすぐに飛んでいってしまうので、近くでみることは難しいかもしれませんね。この写真も、望遠レンズで数メートル離れたところから撮影しました。
 時に上を見上げると、いつもと違う虫に出会えるかもしれませんね。[Fujisaki.A]