キタキチョウ (北黄蝶)
どんなむし?
←ネムノキ(正門)
昔(むかし)は、黄色い蝶(ちょう)としてキチョウとよばれていましたが、研究(けんきゅう)の結果(けっか)、九州(きゅうしゅう)より北にいるキチョウは南(みなみ)にいるものとはちがうことがわかり、「北」をつけて、キタキチョウとよばれるようになりました(槐, 2013)。ですので、奈良(なら)にいる黄色いチョウ(キチョウ)はキタキチョウです。幼虫(ようちゅう)は、ネムノキなどのマメ科植物(しょくぶつ)を食べています。見つけてみたいですね。[開張35~45][Fujisaki.A]
みつけてみよう・あそんでみよう
キタキチョウは、成虫(せいちゅう)で越冬(えっとう)する数少ない種(しゅ)です。モンシロチョウやアゲハチョウは蛹(さなぎ)で越冬しますし、多くは卵(たまご)で冬をすごします。
花も咲かない寒(さむ)い冬は、何も食べずに過ごすのでしょうか? 葉っぱの裏(うら)など、風(かぜ)のあたらない場所でじっとしているところに会ったらそっとしておいてあげてくださいね。春になると3月ごろにまっさきに飛びはじめるのもキタキチョウです。[Fujisaki.A]