奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

カシワマイマイ 幼虫 (柏舞々)

カシワマイマイ 幼虫 (柏舞々) どんなむし?

 柏(かしわ)などのブナ科〔どんぐりの木〕やバラ科〔さくらなど〕に幼虫(ようちゅう)がつきます。幼稚園(ようちえん)では、今はないどんぐり山のクヌギの木についていました。ピンととびでた2本の毛が特徴的なケムシです。
 マイマイガの仲間(なかま)は、ときに大量発生(たいりょうはっせい)して、集団(しゅうだん)で乱舞(らんぶ)するので、舞々(まいまい)と名前がついたのかもしれません。カシワマイマイもドクガのなかまで、毒(どく)は強くないですが触(さわ)らないようにしましょう。[Fujisaki.A][体長50~55mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 これまで幼稚園ではほとんど見たことはないのですが、年や地域によっては大量発生します。幼虫には1齢幼虫にのみ毒の毛があり触れると皮膚炎を引き起こしますが、卵や2齢以降の幼虫や繭、成虫には、毒はないそうです。それでも触るのには勇気のいる姿ですね。[Fujisaki.A]