奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

カシノシマメイガ (菓子の縞螟蛾)

カシノシマメイガ (菓子の縞螟蛾) どんなむし?

 カシノという名前がついていたので、樫(かし)の木に関係(かんけい)するのかと思って調べると、クッキーやチョコレートなどのお菓子(かし)を食べるらしく〔小麦粉(こむぎこ)などの穀物(こくもつ)を食べる〕、どうやら「お菓子(かし)」から名前が来ているようです。縞模様(しまもよう)のメイガ(螟蛾)の一種なのですが、螟(めい)は、虫と冥(=よくみえない、小さい)という感じがあわさった会意(かいい)兼(けん)形声文字(けいせいもじ)だそうです。つまり、稲(いね)の茎(くき)のしんを食べる小さな虫を意味(いみ)しています。幼虫(ようちゅう)が螟虫(メイチュウ)で、成虫が螟蛾(メイガ)だそうです(吉田, 2001)。ぴたっとモミジの葉っぱにくっついて、お尻(しり)をぴっとあげて、何をしているのでしょうね。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

幼稚園(ようちえん)では、遊戯室(ゆうぎしつ)裏(うら)のモミジの葉っぱの上で見つけました。みんなのおやつをねらっていたのかな?