奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

タネバエ (種蝿)

タネバエ (種蝿) どんなむし?

 五円玉の穴(あな)の長さほどの小さなハエの仲間(なかま)です。花のみつやくさった果実(かじつ)をエサにしています。耕(たがや)した畑(はたけ)の土にたまごを生みます。
 幼虫(ようちゅう)は、肥料(ひりょう)としている腐(くさ)った葉や、油(あぶら)かすだけでなく、畑にまいたマメやネギ、ウリなどの種(たね)、育(そだ)ってきた根などを食べます。幼虫(ようちゅう)が種(たね)を食べるハエだから、名まえが「タネバエ」です。人には害(がい)がない昆虫(こんちゅう)ですが、畑で作物(さくもつ)を作っている人には、困(こま)った昆虫(こんちゅう)の一つです。〔島内〕[体長5~6mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ハエの眼は、1万個ほどの個眼があつまった複眼(ふくがん)です。それにしても、ハエの仲間の眼は、どうして赤いものが多いのでしょうか? 不思議ですね。