奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

シオヤアブ (塩屋虻)

シオヤアブ (塩屋虻) どんなむし?

 オスのおしりの先には、白い毛がふわっとついています。それが「塩(しお)」がついているようにみえることから、塩屋虻(しおやあぶ)という名前(なまえ)がついたそうです。シオヤアブもムシヒキ(虫曳=むしをひきずる)の一種(いっしゅ)です。いろんなむしを待ち伏せして、背後(はいご)からおそいかかります。ときには空中でトンボなどをつかまえることもあります。さらには、スズメバチさえつかまえることもあるそうですよ。すごい身体能力(しんたいのうりょく)ですね。[Fujisaki.A][体長22~30mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

←オスのおしりの先
 万葉集によると、アブとうなまえは、「あっ! ブーだ」と、アブの羽音(はおと)を聞いてアブに驚(おどろく)くさまをあらわしているらしいです。みんなもすばやいアブの飛ぶ音(おと)をきいみてみてください。[Fujisaki.A]