奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

←ニセアカシアによくいます。
　オスの触角（しょっかく）は大きくて立派（りっぱ）です。櫛（くし）のような形になっていることから、クシヒゲ（櫛髭）と名まえがついています。ガガンボは大きい蚊（か）のようですが、人間（にんげん）の血を吸（す）うことはありません。また、黄色と黒のハチのような目立（めだ）つ色をしていますが、刺（さ）すこともありません。おとなしいむしなので、そっとしておいてあげてください。
　似たむしには、ベッコウガガンボがいますが、翅（はね）の模様（もよう）で区別（くべつ）します。また、お尻（しり）をきゅっとあげているので、シリアゲムシにもにていますね。蚊（か）やハチやシリアゲムシなど、いろいろなむしに自分を似せて、つよさをアピールしているのかもしれませんね。[Fujisaki.A][体長約15mm]

　幼稚園では、どんぐり山のニセアカシアの木で産卵（さんらん）しているのをみかけました。いちど、砂場（すなば）にもあそびにきていましたよ。幼虫は朽ち木の中で育ちます。[Fujisaki.A]