奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ヤマトアシナガバチ (大和肢長蜂)

ヤマトアシナガバチ (大和肢長蜂) どんなむし?

 アシナガバチの仲間では、巣(す)は最(もっと)も小さく、働(はたら)きバチの数も少ないです。見た感(かんじ)じは怖(こわ)そうですが、おとなしい性質(せいしつ)です。人を襲(おそ)うことも少なく、他の種類(しゅるい)のハチに巣(す)が襲(おそ)われて、幼虫(ようちゅう)やさなぎが食べられても、反撃(はんげき)することなく、おとなしくして離(はな)れた所でじっとしています。[島内][体長18~23mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園でよくみかけるアシナガバチの仲間は、ヤマトアシナガバチかセグロアシナガバチです。背中の色がまっ黒か黄色かで見分けることができます。アシナガバチは肉食(にくしょく)で、幼虫などをつかまえてかみ砕き唾液と丸めて肉団子をつくって子どもたちにあげます。また花の蜜(みつ)も好きでよく吸っています。[Fujisaki.A]