奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ハグロハバチ 幼虫 (羽黒葉蜂)

むしあそびレベル:ちゅうきゅう

ハグロハバチ 幼虫 (羽黒葉蜂) どんなむし?

 翅(はね)が黒いハバチだから、ハグロハバチです。ハチというと毒(どく)の針(はり)があるようですが、ハグロハバチには毒針(どくばり)はありません。成虫(せいちゅう)は、チュウレンジハバチと似(に)ています。
 幼虫(ようちゅう)はイモムシのような形をし、黒い模様(もよう)が並(なら)んでいます。ギシギシやイタドリ、イタドリなどのタデという植物(しょくぶつ)の仲間(なかま)の葉を食べます。ふつう、ハチの仲間(なかま)というと、巣(す)をつくり、その巣(す)の中に幼虫(ようちゅう)がいると思いますが、ハグロハバチの幼虫(ようちゅう)は、チョウやガのようにイモムシの形で草の中で過(す)ごしています。(島内)[体長約20mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ハグロハバチの幼虫(ようちゅう)はよく丸まっていますが、中になっているのはいつも頭とか、お尻(しり)とかと決まっているのでしょうか。ちょっとさわてみて、調(しら)べてみましょう。(島内)