アカスジチュウレンジ (赤筋鐫花娘子)
どんなむし?
全身ルリ色の「ルリチュウレンジ」と形はそっくりですが、お腹(なか)が赤くて翅(はね)が黒いチュウレンジです。バラの茎(くき)に卵(たまご)を産(う)み、幼虫(ようちゅう)は、バラ科の葉っぱをたべて大きくなります。チュウレンジハバチの仲間は、ハチと名前がつきますがお尻(しり)に針(はり)はありません。ウエストがくびれていない原始的(げんしてき)なハチで、植物の茎(くき)に、卵(たまご)を埋(う)め込(こ)みます。その産卵管(さんらんかん)がのちに、針(はり)として進化(しんか)していきました。[Fujisaki.A][体長7~8mm]
みつけてみよう・あそんでみよう
すべり台よこのユキヤナギにも幼虫(ようちゅう)がいました。ユキヤナギもバラ科なので、アカスジチュウレンジの幼虫(ようちゅう)だと思います。黄緑(きみどり)いろの透明感(とうめいかん)のあるきれいな幼虫(ようちゅう)で、つつくと、反(そ)り返って威嚇(いかく)します。いっせいにあたまを持ち上げ、反(そ)り返る姿(すがた)はまたおもしろいですよ。[Fujisaki.A]