奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アミメアリ (網目蟻)

アミメアリ (網目蟻) どんなむし?

 頭や胸(むね)に網目状(あみめじょう)の凹凸(でこぼこ)のある模様(もよう)があるアリです。小さなありで、かぼちゃの花の中、トマト、アブラムシのところなどいろいろなところで出会えます。
 アミメアリは女王アリがおらず、働(はたら)きアリはすべてメスで卵(たまご)を産(う)むことができます。ですので、時には何万という大きな集団(しゅうだん)になります(寺山, 2009)。定住(ていじゅう)する巣(す)をもたず、石の下や倒(たお)れた木の下に巣(す)をつくり頻繁(ひんぱん)に移動(いどう)をしています。幼稚園(ようちえん)でも年少さんのお庭のヒマラヤスギの根元に大きな集団(しゅうだん)がいました。[Fujisaki.A] [体長3~4mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ちょこまかとよく動くので写真にとるのも一苦労するアリです。幼稚園で見かける小さなアリの中で、おしりがころっと丸いものの多くは、このアミメアリです。植物や花の蜜(みつ)や落ちた果物(くだもの)などによくあつまっています。[Fujisaki.A]