奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ルリクビボソハムシ (瑠璃頸細葉虫)

ルリクビボソハムシ (瑠璃頸細葉虫) どんなむし?

 青みがかった藍色(あいいろ)で全身光沢(こうたく)のある体をしています。アザミ類(るい)の葉を食べます。キバラルリクビボソハムシとそっくりですが、お腹まで藍色です。キバラは、その名の通りお腹が黄色いですね。
 そっくりですが、食べるものも違います。キバラルリクビボソハムシはツユクサを食べますが、ルリクビボソハムシはアザミ類を食べます。卵(たまご)は、アザミの葉の裏(うら)に産(う)みつけられ、羽化(うか)した幼虫(ようちゅう)も、アザミの葉を食べます。〔島内〕[体長約6mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園にいる虫にも「ルリ」という名前の濃い青色の虫がたくさんいます。どれも光沢もありきれいですね。ルリクビボソハムシも飼育小屋の裏でよくみかけます。飼育小屋の裏はハムシがいっぱいいます。
 虫は人間の気配を感じると隠れたりじっと動かなくなりますが、そんなときはゆっくり待ってみてください。しばらくすると、虫もみんなの動きになれてきて活動を始めます。いろんな虫がもぞもぞと動き出すので見つけやすくなりますよ。[Fujisaki.A]