奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ナミテントウ2 (並天道)

むしあそびレベル:にゅうもん

ナミテントウ2 (並天道) どんなむし?

 ナミンテントウとナナホシテントウは、姿(すがた)形がよく似(に)ています。ナミテントウの方が少し小さく、ナナホシテントウの方がころっと大きい印象(いんしょう)です。見分けるには、頭の白い模様(もよう)の数をみるのが一番です。ナミテントウでは白斑(はくはん)が1個(こ)、ナナホシテントウでは2個(こ)あります。どちらも成虫(せいちゅう)で越冬(えっとう)しますが、ナミテントウは集団(しゅうだん)で集まって木の割(わ)れ目や石の下などに身を寄(よ)せ合います。時には、何百という数で集まることもあります。いろいろな模様(もよう)のナミテントウがぎゅっと集まっているすがたは圧巻(あっかん)です。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

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 幼虫(ようちゅう)は、成虫(せいちゅう)とはまったく違(ちが)うすがたをしていて、怪獣(かいじゅう)のようです。幼虫(ようちゅう)も、アブラムシをむしゃむしゃとすごい勢(いきお)いで食べます。例えば、ナナホシテントウの幼虫(ようちゅう)は成虫(せいちゅう)になるまでに3000匹(ひき)のアブラムシを食べるとも言われています(奥山, 2013)。ちなみに、幼虫(ようちゅう)のときの背中(せなか)のオレンジ色の模様(もよう)が離(はな)れているのがナナホシテントウで、つながっているのがナミテントウです。注意して見てみてください。[Fujisaki.A]