奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

キバネホソコメツキ (黄翅細米搗)

キバネホソコメツキ (黄翅細米搗) どんなむし?

 どんぐり山の桜(さくら)の木の下で発見(はっけん)しました。大きな黒目(くろめ)がちな目でかわらいらしいお顔をしていますね。オスは黒っぽい色をしていますので、写真(しゃしん)のコメツキはメスかと思います。[Fujisaki.A]
 ふつうに見られるコメツキの仲間(なかま)です。ガマズミやウツギ、ヤツデの花によく集まります。オスとメスの違(ちが)いがはっきりしていて、オスは胸(むね)の背(せ)が黒く、メスはうすい茶色です。また、触覚(しょっかく)はオスの方が長いです。
 ところ、えさとして何を食べているのでしょうか。花の花粉(かふん)を食べているような気もします。〔島内〕[体長7~8mm]
 

みつけてみよう・あそんでみよう

 キバネホソコメツキが集まっている花があれば、その花の下に、洗面器(せんめんき)やひっくり返した雨傘(あまがさ)を置いて、花をはじき、キバネホソコメツキをその中に落としてみましよう。ひっくり返ったキバネホソコメツキが跳(は)ね返る音が響(ひび)いておもしろいですよ。〔島内〕