ジョウカイボン (浄海坊)
どんなむし?
ジョウカイボン(浄海坊)とは、平清盛(たいらのきよもり)の法名(ほうみょう)からきているなど、諸説(しょせつ)あるようです。なにか、妖怪(ようかい)のような強そうな怪(あや)しげな名まえですね。姿(すがた)はカミキリムシに似(に)ていますが、体は柔(やわ)らかくむしろホタルなどに近い虫です。カミキリムシは草や木を食べますが、ジョウカイボンは他の虫を捕(つか)まえて食べたり、花の蜜(みつ)を食べたりします。この日は、どうやらクスノキの花をめあてに幼稚園(ようちえん)に来たようです。[Fujisaki.A][体長14~18mm]
みつけてみよう・あそんでみよう
ジョウカイボンをよく観察(かんさつ)した人によると、成虫(せいちゅう)はあまり素早い動きができず、えさの昆虫(こんちゅう)を捕(つか)まえるときは、待ち伏(ぶ)せが多いようです。花の上などでじっとしていて、蜜(みつ)を吸いに来た昆虫(こんちゅう)を捕(つか)まえるそうです。ただ、幼虫(ようちゅう)は、活発に動いてえさを探すようです。そのようなようすを、観察(かんさつ)してみましよう。〔島内〕