奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

カナブン (金蚊)

カナブン (金蚊) どんなむし?

 カナブンは、蚊(か)のようにぶんぶん翅(はね)の音をならして飛(と)び回る、金ぴかのむしです。樹液(じゅえき)に集まり、木からでるあまい汁(しる)をなめています。幼稚園(ようちえん)では、いまは楢枯(ならがれ)でなくなってしまったクヌギの木(き)にきていたのを一度(いちど)発見(はっけん)しました。幼稚園(ようちえん)ではあまりみかませんが、町の公園(こうえん)などでも見つけることができるむしですので、探(さが)してみてください。
 カナブンとハナムグリの仲間は似ていますが、全体に形が四角で大きく光沢があるのはカナブンです。背中の翅のつけ根がとがった三角か丸みのある三角かで見分けることもできます。【Fujisaki.A】 [体長22~30mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 昔(むかし)は、細い糸を胴体(どうたい)などにくくりつけて、カナブンをたこのように飛(と)ばしてあそんでいました。ふわっと浮く風船のように、ひもの先で上手に飛んでくれる様子がなんともおもしろかったです。【Fujisaki.A】