奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

アオドウガネ (青銅金)

アオドウガネ (青銅金) どんなむし?

 青色に輝(かがや)く、深い銅色(どういろ)の金ぴかの虫といったところでしょうか。【Fujisaki.A】
 とてもきれいな緑色の輝(かがや)きですね。この頃、いろいろなところでよく見かけるコガネムシの仲間(なかま)です。ただ、いろいろな植物の葉を大食いするため、農家(のうか)の方々や庭木を育てている方々にとっては、困った昆虫(こんちゅう)の一つです。
 幼虫(ようちゅう)は、植物の根などを食べ、土の中で育ちます。カブトムシの幼虫(ようちゅう)とそっくりの形をしていますが、ミニです。植木鉢(うえきばち)の中で幼虫(ようちゅう)が育つと、根が食べられて、植木鉢(うえきばち)の花や木が枯(か)れることがあります。 (島内)[体長18~25mm] 

みつけてみよう・あそんでみよう

 町中でも見かけるアオドウガネですが、幼稚園(ようちえん)ではあまり見かけません。ときどき、ころっと死んでいるのを見つけたり、はっぱや花にくっついているのを見つけます。[Fujisaki.A]
 オアドウガネは南方性(なんぽうせい)の昆虫(こんちゅう)で、ドウガネブイブイが減(へ)って、アオドウガネが増(ふ)えています。飼育(しいく)は、かんたんな方で、カブトムシ用の昆虫(こんちゅう)ゼリーやリンゴ、メロンなどをえさにするといいですよ。〔島内〕