奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

セアカヒラタゴミムシ (背赤平芥虫)

セアカヒラタゴミムシ (背赤平芥虫) どんなむし?

 ゴミムシとは、不名誉(ふめいよ)な名まえがついています。草や石の下などの芥(ゴミ)の中に生きるむしという意味で、この名がついたそうです。また、ゴミムシのなかまは、肛門(こうもん)からくさいにおいを出すものも多く、ヘッピリムシなどと子どもたちに呼(よ)ばれたりしています。こんなにかっこいい姿(すがた)なのに、ユーモラスな名まえですね。[Fujisaki.A]
 セアカヒラタゴミムシの「セアカ」セアカは、背中が赤いということです。赤いと言っても、赤みかがかっている部分があるという感じです。でも、黒いだけのものもいます。湿っぽい落ち葉の下や草の根ぎわなどにかくれていて、小さな虫や虫の死がいを食べています。夜はよく活動し、灯りに飛び込んでくることもあります。〔島内〕[体長15.5~20mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園(ようちえん)では、子どもたちがいちど捕(つか)まえたのを見(み)た以外(いがい)あまり見かけません。そもそも夜(よる)に活動(かつどう)するむしなので、昼間(ひるま)はあまり見かけません。石などをひっくりかえすと出てくるかもしれませんよ。[Fujisaki.A]