アオクサカメムシ (青草亀虫) どんなむし?
青い、くさいカメムシという意味の名前です。写真は翅(はね)が短くまだ幼虫(ようちゅう)です。幼虫(ようちゅう)の時には区別はむつかしいのですが、ミナミアオクサカメムシかアオクサカメムシです。成虫になると区別ができるようになってきます。触角(しょっかく)の色が濃(こ)いのがアオクサカメムシ、褐色(かっしょく)なのがミナミアオカメムシです。また、アオクサカメムシは翅(はね)をめくると背中(せなか)が黒いので、それをみると確実(かくじつ)に区別できます。アオクサは日本原産(げんさん)のカメムシで、ミナミアオカメムシはエチオピア原産(げんさん)と言われ、世界中に広がっています(桐谷・法橋, 1970)。奈良(なら)でもよく見かけるようになってきています。