奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

チョウセンカマキリ (朝鮮蟷螂)

むしあそびレベル:ちゅうきゅう

チョウセンカマキリ (朝鮮蟷螂) どんなむし?

 「チョウセン」という 外国の名まえがついたカマキリです。朝鮮半島(ちょうせんはんとう)から日本に渡(わた)って来て住みついたカマキリだと考えられています。写真のカマキリはまだ翅が短く幼虫です。
 オオカマキリとよく似(に)ていますが、鎌(かま)のある前脚(まえあし)のつけ根の間が、目立つ朱色(しゅいろ)をしています。オオカマキリのそれは、黄色いです。また、オオカマキリの内翅(うちばね)は紫(むらさき)がかっていますが、チョウセンカマキリの内翅(うちばね)は、ほとんど色はありません。卵(らん)のうは、細長いです。
 バッタやチョウなどの昆虫(こんちゅう)をとらえて食べています。〔島内〕

みつけてみよう・あそんでみよう

 幼稚園でもよくみかけるカマキリです。カマキリをみつけると、うれしくなりますよね。葉っぱの上などでじっと獲物(えもの)をまちぶせしていることが多いです。花壇(かだん)などをよくみてみましょう。
 カマキリは、背中(せなか)のところつかんで持ち上げても、捕まえているみんなの手を鎌で上手につかみかかってくることも多いです。捕まえるときには、手のひらに乗せるようにするといいですよ。