奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

ヤブキリ (藪螽蟖)

ヤブキリ (藪螽蟖) どんなむし?

 やぶにいるキリギリスの仲間(なかま)ということで、ヤブキリと名づけられたようです。キリギリスとよく似(に)ていますが、翅(はね)をのぞいた体長は、キリギリスよりも小さめで、後ろ脚(あし)も短めです。前脚(まえあし)には、鋭(するど)いとげがあります。
 他の昆虫(こんちゅう)から植物まで、さまざまなものをえさにします。自分と同じぐらいの相手にも飛(と)びかかって、えさにすることもあります。
 人をこわがることが少なく、人が近くにいても鳴いていることがあります。「ジリジリジリジリ」と鳴きます。また、手のひらにのせてもじっとしていることがあります。 〔島内〕[体長31~58mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

 ヤブキリの幼虫を、どんぐり山のニセアカシアのタンポポ畑で発見しました。まだ翅が短いので子どもです。幼稚園ではあまりみかけませんが、成虫(せいちゅう)もみつけてみたいです。[Fujisaki.A]