奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

クラズミウマ (蔵住馬)

クラズミウマ (蔵住馬) どんなむし?

 薄茶色(うすちゃいろ)の地に、濃(こ)い茶色のまだら模様(もよう)があります。そして、後ろ脚(あし)のとげがよく目立ちますね。
 でも、ちょっと変(か)わった名まえですね。暗くて湿(しめ)ったような蔵(くら)に住む、馬のような姿(すがた)ということから名づけられたようです。その名のとおり、縁(えん)の下や倉庫(そうこ)、日の当たらない家と家の間など、暗くて、湿気(しっけ)がこもる場所を好んで住んでいます。雑食性(ざっしょくせい)で、小さな虫の死がいや植物を食べています。
 キリギリスやコオロギの仲間(なかま)ですが、翅(はね)がないため、鳴くことはありません。〔島内〕[体長20mm前後]

みつけてみよう・あそんでみよう

 カマドウマ科に属するクラズミウマは、「蔵」に住むという意味の名前ですが、カマドウマは、竈(かまど)があるような台所でよくみかけたことからこの名がついています。どちらも姿が独特で似ています。時折、昔の窓のある便所(べんじょ)にでてくることもあったことから、ベンジョコウロギと呼ばれることもあります。幼稚園(ようちえん)では、年長さんの裏のお庭の紅葉(もみじ)の木のうろのなかにいました。暗くてしめっていて、クラズミウマにぴったりの場所です。写真のクラズミウマは後ろの右脚がとれてしまっていました。[Fujisaki.A]