奈良女子大学附属幼稚園園庭のむしあそび図鑑

クロアゲハ (黒揚羽蝶)

むしあそびレベル:たつじん

クロアゲハ (黒揚羽蝶) どんなむし?

 見事な黒いアゲハチョウです。「揚(あ)げ」は、着物の裾(すそ)の余った部分をたたんで縫(ぬ)うことを「揚(あ)げ」といい、アゲハチョウが蜜(みつ)を吸(す)うときに翅(はね)を揚(あ)げた姿勢(しせい)をとることからこの名前がついたと言われます(稲垣, 2013)。
 アゲハチョウは、木立の間をぬうように飛(と)び、ツツジなどの花をおとずれます。ミカンや、サンショウなどの柑橘系(かんきつけい)の木にたまごを産(う)み、幼虫(ようちゅう)は、葉っぱをむしゃむしゃ食べて大きくなります。たまごからかえったばかりの幼虫(ようちゅう)は、鳥のふんに擬態(ぎたい)しています。[Fujisaki.A]

みつけてみよう・あそんでみよう

 子どもたちの手のひらぐらいある大きなチョウです。小学校の校庭と幼稚園(ようちえん)の園庭(えんてい)を行ったり来たりしているようです。じっと見ていると、どんぐり山の木立(こだち)の中をすーっと飛(と)び、正面玄関付近(しょうめんげんかんふきん)のアベリアで蜜(みつ)を吸(す)い、また小学校のほうへ飛(と)んでいくことが多いです。アゲハチョウには、蝶道(ちょうどう)といわれる、決まったルートを飛(と)ぶ習性(しゅうせい)があります。食草(しょくそう)や、光の具合が影響(えいきょう)しているといわれています。みんなも、チョウが飛(と)んでいたら捕(つか)まえるだけではなく、どこを飛(と)んでいくのかじっと観察(かんさつ)してもおもしろいですよ。[Fujisaki.A]